何を持ってしあわせとするか*守之介

2022年1月3日

お金がたくさんあったら 幸せ・・・
友達に囲まれていたら しあわせ・・・
家族が仲良しだったら 幸せ・・・
明日 仕事がない 幸せ

人によって その基準は まちまちだと思う

ただ 私が考えるには しあわせというものは
人間の感情により 変わってしまうということ
また年齢によって 価値が変化するということ

ちなみに イタリア人の友達が言っていた幸せは
Dolce for Niente
何もしない しあわせ だそうだ

学生の頃は あっちこっちに顔を出して 自分をアピールする所がないか
こいつは 幸せそうだから 一緒にいようとか 打算的に付き合いをしたり
挙げ句の果てに みんなどこかへ消えちゃって
自分だけ貧乏くじを引いたなんてこともあった

会社勤めになってくると なにふり構わず働いた
どうしたらこのプロジェクトをうまくまとめられるか 社内の根回し
そして得意先には あしげく通い 営業成績を伸ばした

ノルマ‥‥ノルマ‥‥ノルマ‥‥
まるで毎日が戦いみたいに感じられ
周りよりも一歩前 半歩前に出る事に幸せを見出していた(笑)
ボーナスも給料も人よりもらっていた

そいつが嫌になり 30代前半で会社をやめ 自分で起業した!

退職金を全部使ってしまおうと 単身アメリカへ6ヶ月間 中古のバイクを買って
全米をブラブラ移動した
全ての時間と金を自分のためだけに使った
しあわせを感じるというより 自由を満喫した

日本に帰るとまた全ての時間と全てのお金を使って 自分の会社を立ち上げた
幸い軌道に乗って 会社は30年続いた
全国にショップを持ち 社員を抱え 売上も右肩上がりだった

けれども自分の自由になる時間が全くない
常に経営者は孤独で 決してしあわせではなかった

その後もライブバー15年間経営し
毎日音楽にふれ 曲を創り ギターを弾いていた

でも何かが足りない いつも何かを探し求めていた

昨年 妻と出逢った。
心の隙間を自然と埋めてくれた彼女と人生を1からやり直した。

6月に結婚もした

会社をやめ ライブバーを卒業した なにもない無職の私に
彼女はにっこり微笑んでくれた

しあわせってこんなに近くにあったんだ
彼女がいれば 私は幸せになれる そう気づいた

私のしあわせは 妻と一緒に過ごすこと

-■徒然の森■守之介■
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