フラダンスの髪型、ショートヘアはダメなの？

Q. フラはロングヘアーじゃないとダメ？

フラを習っているけど（習ってみたいけれど）
髪を長くする事が、苦痛だったり、不安に思ったりする人は多いです。

実際、イベント舞台で見かけるフラダンサーのほとんどは、ロングヘアです。
子供や若いお嬢さんは、好んで長い髪にしています。踊る際に気持ちが入りやすいということもあるし、フラダンスヤル気バリバリだぜ！の気持ちの表れでもあるし、ハワイアンの伝統を意識してということもあります。
できれば、子供や若いお嬢さんはロングヘアが好ましいです。

フラは、群舞なので統一感を出すためにロングヘアが必要です。
だから、お教室や先生によっては、ロングヘアを薦めるんです。
しかし、その世界に入ってみると、年を重ねたお姉様方は、結構ショートヘアやミディアムな方がたくさんいます。
強制的にロングヘアにさせられる事は、ほとんどないでしょう！

実は、まず1番大切な事は、その曲の意味を理解し、きちんと踊りで表現することだからです。
フラのハンドモーションは手話。歌詞の意味を表します。他の体操とは違います。
物語を表現していく感じ☺️普段踊る時に、髪の長さは重要なことではありません。

Q. なぜフラダンスは、ロングヘアが主流なのか？

そもそもフラ（Hula)とは？

ハワイの人々は、自然界全ての物にマナ（mana:霊的な力）が宿ると考えています。
文字を持たなかったハワイの人々は神々への神聖な思いを踊りで捧げていました。
それがHulaとして今も伝統芸能として、生活の一部として、文化の一部として伝承されています。

フラは元々、神々にささげる神聖なものなんです。

フラダンサーがロングヘアにする大きな理由は？

1. 古来よりハワイでは、女性の髪にはマナ（霊的な力や神聖なパワー）が宿るとされてきました。
   だから、フラの世界でも、その精神を大切にし、髪の毛を大切にするのでしょう。
   自然の姿を大切にするという精神があります。
2. 先生からの指示。先生のポリシー
3. フラに打ち込んでいる人は、ロングヘアという暗黙の認識
4. 群舞での統一感を出す為
5. コンペティション（大会）では、フラの技量や理解度等が問われるので、ロングヘアが良い。
   カヒコ（古典フラ）は、自然な姿が好ましい場合が多いです。

フラは、ショートヘアでいい

「フラダンス」が注目されるようになったのは、この映画からだと思います。

2006年の映画「フラガール」
昭和40年代初頭に福島県いわき市の町興しとして作られた「常磐ハワイアンセンター」の誕生秘話を映画化した感動的コメディ

私が、フラを始めたのはそれより前で、まだ習い事としてフラが認識されていない頃です。
フラを流行らせたこの映画を見て、始めた人はもう、40代以上になっていると思われます。

実際40代になると、長い髪が似合う人は、少なくなってきます。
毛量が減るし、髪質も潤いがなくなってきて、お顔もロングヘアがマッチしなくなるのは、まあ当たり前（もちろん似合う人もいます）
ロングヘアは普段の生活において、ちょっとバランスが悪くなってくるような気がします。

ここからは、私の主観なんですが、自然の中に神の存在を見出し、神々と自然を崇拝しながら暮らしてきたネイティブ・ハワイアンの精神を大事にしている世界で、ウイッグをつけるのが自然とは思えません。
若作りをする姿が美しいとは、言い難い気がします。
ある程度の年齢になったら、少し念入りに綺麗にお手入れをして、自分らしい髪型でイキイキと踊る方が自然で素敵ではないでしょうか？

でも、団体の中にいたら、やはりルールというか決まり事は、守りたいです。
決まりごとには、それなりの理由があるからです。
例えば、前髪は上げて顔は全部見せる！とかね。踊りに表情は重要だから、しっかりお顔が見えるように。って

ウイッグをつければいいのです！

発表会、イベント出演の時は、しっかり群舞の良さを見せたいので、髪型やメイク、スカート丈、衣装を統一します。
その為に、ウイッグを活用しましょ！
始めは抵抗があるかもしれません。けれど、今は気軽に試せる時代です。
しかも割と安い。
ウイッグを紹介します。

まずは、どんな髪型をするのか。ウイッグでない髪型をご紹介。
こんな感じを目指して、ウィッグを選びましょう。

フラの主な髪型を紹介

1.まずは、王道のよくある髪型を画像にて紹介。以下は全て地毛です。実際の舞台や発表会での髪型です。

2.おすすめウイッグ（フラダンサーは気軽に使用してます。ためらわずに楽しんでしまいましょう！）

普段のフラ練習用のかわいく着やすいTシャツありますよ‼️