Sabao*守之介

シャボン玉のように
つかの間に生きて

キラッと一瞬光って
泡沫(うたかた)に消えてゆく

人の世は 儚(儚)い夢を
みているごとく 呆気(あっけ)ない

シャボン玉のように
地面を離れ ゆっくりと

重き荷物 ひとつまたひとつ
おろして この坂道をのぼってゆく

人の命は 流れ星
見ている間に 消えてゆく

-■徒然の森■守之介■
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