Smile *守之介

2022年1月26日

笑顔っていいよね いつも 私は 笑顔に救われる

小さな壁にぶちあたって その壁がとてつもなく

大きく見える時 大丈夫だよって 

私に投げかけてくれる 笑顔があった

 

中学生になって エレキギターを手に入れ

質屋で中古のアンプを買い 音楽を始めた

楽譜などない時代だったので 

「平凡」などについてくる 付録で歌を覚えた

コード理論なんて 構わずギターを感情のままに かき鳴らした

曲は13歳から作り始めた

近所でも ギターの音うるさかっただろうな

まして 近くにいたおふくろは 大変だったと思う

でも 時々 顔を出しては にこにこ笑っていた

 

家が商売をしていたので 四六時中 一緒にいたという訳ではなかったけど

気がつくと 困った時そばにいた

高校になりバイトをした 

芝生を10トントラックに乗せたり

廃品回収屋で 部品の仕分けをしたり とにかく バイクを手に入れた

周りには 不良少年の友達がたくさんいた(笑)

近くの公会堂を借りて ライブをしたら 

暴走族の集会のように人が集まった

みんな学校は違うけれど 音楽に飢えていた

バイクに恋焦がれていた 仲間とのひとときが輝いていた

バイク仲間と別れて 夜 家に帰ると

音楽友達が何人か来ていた

お袋に ご飯は?と聞くと この子達が食べた!と笑って言われた

みんなおふくろと仲良しだった

 

ある日 バイクの喧嘩で 警察に捕まった事があった

調書をとられ 顔写真を撮られ あ〜最悪!!

それでも おふくろが迎えに来てくれた

「おまえが悪いんじゃないだろう」って笑ってくれた

 

時が流れて 今では仕事でうまくいかない時 

作品が出来なくてちょっとイライラしていると お茶でも飲もうかって 

妻が笑顔を投げかけてくれる

疲れて帰ってきた時も「おかえり」ってニコニコ笑顔をくれる

 

笑顔っていいよね 今はいつも 妻の笑顔に救われる

1人の子どもとつながる支援プログラム

-■徒然の森■守之介■
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